老健施設医療を強化…厚労省方針(読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20070517ik05.htm
前半部分は、今まで言ってたことですなーと思ったら後半で吹いた。

 老健は本来、リハビリを通じた在宅復帰支援が主な役割で、入所者の介護度も比較的軽く、施設で亡くなる人は2%にとどまる。一方、療養病床で亡くなる人は27%と多く、転換老健でも、60床当たり月に1・4人の看取りが必要になると推計されるため、昇圧剤投与などの緊急的な医療処置ができる体制を整える。また、夜間など施設に常勤医がいない場合は、緊急呼び出しや他の医療機関の医師が往診して対応する。

そりゃ療養病床を無理やり老健にすれば、亡くなる人だってシフトするだろう。でも、そのために医療処置ができる体制まで老健にシフトしたら、何のために老健に転換してるのか。転換することで収入激減、課される義務そのまんまって、誰が転換すると。

見取りの際に昇圧剤を使うってのもわけ分からん。そこまで無理して延命したいのかと。家族も同意してれば自然のままに看取るってのはありだと思うし、手を尽くしたいのなら急性期病院への転送しかない。スジを通さないと。

ましてや常勤医がいないときは医者の緊急呼び出し? 夜間でどこから呼ぶのだ。当直医は働いている病院を離れられないぞ。開業医に任せるの? 本当に24時間拘束するつもりなんだね。

確か厚生労働省は自宅での看取りも増やすつもりらしいけど、一般家庭でも昇圧剤を使う気なんだね(笑)。