週末、ネタがないのでいつも思っていることを

情報は力だ。
患者さんのこと。ナース同士の力関係。病院間、医局間の関係、政府の意向、最近発表された論文なんて仕事に直結することから、最近の流行、近所の子供の最近の趣味、野菜の値段に至るまで。
情報を得て損することもまれにあるけど、それを頭で整理できる限りは情報は多いほうがいい。情報を使う機会がいつ来るかは、それを得たときには分からない。でも、うまいこと整理していつでも引き出せるようにしておけば、大きなアドバンテージにつながることもある。
更に思っているのは「情報を得たことは、周りに伝える必要はない」ということ。使うときに回りに出せばいい類の情報はある。「自分がこのことを知っている」という情報を他人に、特に敵対関係になりうる相手には伝えないほうがいい。知っている人間は知らないふりをできる。
自分が全ての情報など得られるはずはないし、致命的な情報を見逃している可能性があるといつも考えながら生きている。だからこそ、幸運にも得られた情報を有効活用するのが大事だといつも思っている。「目の前の人間は自分に伝えていないことがあるかもしれない」相手がだまそうとは思ってなくても、相手がその情報を「伝えるまでもない」と判断して言わないのはよくあること。それが自分にとっては重要であったというのもよくあること。
だから今日も僕は情報をできる範囲でかき集める。飽きもせず。