在宅医療用の酸素機器を使用中、喫煙などが原因で出火する事故相次ぐ

昔、理科の実験でやりましたね
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00112523.html

在宅医療用の酸素機器を使用中、喫煙などが原因で出火する事故相次ぐ
日本では13万人もの人が利用している医療用機器で事故が相次ぎ、専門家が警鐘を鳴らしている。
2007年3月、長野市内のアパートから出火し、住民の54歳の男性が死亡するという事故が起こった。
原因は、在宅医療用の酸素機器を使用中、喫煙したためとみられている。
命を救ってくれるはずの酸素機器による事故。
厚生労働省などによると、現在、およそ13万人が酸素機器を利用しているという。
在宅医療の一環として、患者に酸素機器を薦めることもあるという堀本医院の堀本仁士院長は、「ヘビースモーカーは、慢性の呼吸器不全肺気腫(きしゅ)になる可能性があって、そういう方の治療法として、在宅酸素治療法はある。生命を救うものだが、実際には命取りになるという非常に怖いものという認識を持ってもらう必要がある」と話した。
酸素を吸入中、喫煙が原因で出火したケースは、5月に神戸市内で2件発生している。
神戸市消防局予防課の桂 敏美さんは「酸素自体はガスと違って、燃えたりしないのですが、燃えているものを助ける。たばこの火のような小さな炎でも、激しく燃えるようになりますので」と語った。
神戸市消防局が行った酸素機器に火のついたたばこを近づける実験では、酸素の出ているチューブに10cm、5cmとだんだん火を近づけていくと、火は大きくなり、炎が上がった。
さらに、鼻から酸素が漏れている酸素機器をつけた人形にたばこを近づけると、一気に発火した。
酸素が通る管に沿う形で、顔面から耳の後ろを通って広がった。
この実験では、およそ40秒後には炎が胸元にまで到達し、その後、どんどん管を伝って服にも燃え移った。
神戸で、5月1日に火災を起こした84歳の女性は、実験のように顔面から胸元にかけて大やけどを負い、現在も入院中だという。
高濃度な酸素を使っているため、酸素機器には「火気禁煙」や「禁煙」のマークがつけられ、注意書きにも危険性が書かれている。
それでも、なぜこのような事故が起きるのかについて、堀本医院の堀本院長は「これを導入すると、体が楽になると。(患者さんは)言う。油断が出て、火気を近づけたり、今まで吸えなかったたばこを吸うということにつながるんであれば、これは非常に危険なことだと思います。酸素機器における火気の怖さを説明して、指導を徹底する必要がある」と話した。

肺気腫の人の中には、本当に懲りない人がいるんですよね。
外来で「禁煙続いてますか?」って聞くと「もちろんですよ」といい返事。でもその返事が既に煙草くさい…。肺気腫に合併した肺癌で入院中の患者さん、歩くのももうつらいほどの全身倦怠感で個室希望。部屋が何となく煙草くさい…注意したところせっかく個室料払ってまで個室にいるのに部屋にいないことが多い…、病院の外見てみたら、外で花壇のブロックに座って煙草吸ってました。本当にドラッグですね、煙草って。止められないんでしょうね…。
せめて、家族には迷惑をかけないように。お願いします。