我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080218
まずはじめに、亡くなられた患者様のご冥福をお祈り申し上げます。
しかしながら、亡くなられたのはなぜかの問いには「病気だから」と私は信じますし、逮捕された産婦人科医の「ミス」のせいだとは考えません。
私がその医師であれば間違いなく患者さんは亡くなっておりましたし、救えたと自身を持って言える医師がどれだけいることでしょう。
もちろん、そのような世の中を国民の方々が望むのであれば、そのような方向に向けて我々は自衛いたします。つまり

誰も救えない患者を診たのはたしかに医師にとっても「不幸なこと」であるが、それは国民には関係ない。担当した医師にはきちんと責任を取ってもらう

そのような世の中になるのであれば、私は少なくとも医師免許を放り投げ、別の仕事を探します。同じような選択をする医師は多いと考えます。それは結果として日本の医療の崩壊を導くでしょう。
医療には限界があります。どんなに早期で肺癌を手術しても最低1割は再発しますし、心停止後何もせずに10分経過した患者が何の後遺症もなしに退院できる可能性はほぼ0です。しかし、それは医療従事者が手を抜いたわけでもなければミスがあったわけでもありません。しいて言うならば「運が悪かった」それに尽きるのです。患者・医療従事者どちらの運が悪かったのかはあえて申し上げませんが。
人が亡くなる、それも自分の近くの大事な人が亡くなるのはとても辛く、悲しいことです。しかし人間は不死身ではありません。最善を皆が尽くしていたとしても、人は死ぬのです。
私は逮捕された医師は最善を尽くしていたと各種報道から信じます。彼の「無罪」を信じています。